今回は、筆者がよくやっている簡単に安い牛肉を柔らかくする方法を紹介します。
柔らかくする過程で出る、玉ねぎで絶品ソースもできます!
シャリアピンステーキとは↓
1936年に日本に訪れ、当時歯痛に悩まされていたオペラ歌手フョードル・シャリアピンが、柔らかいステーキが食べたいという要望に応えて、帝国ホテル「ニューグリル」の料理長だった筒井福夫により考案された日本特有のステーキ料理。
肉を柔らかくするためによく叩いて薄くした牛肉をタマネギのみじん切りに漬け込む料理法が特徴。タマネギに含まれるタンパク質分解酵素の作用で肉が柔らかくなる。
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
【結論】この方法をやっていない肉と食べ比べをしてみましたが、柔らかさ・うま味ともに別格のおいしさでした!
筋切り&包丁の背で叩く
筋切り…といっても、どこか”筋”か分からないので、脂身の線上を中心に包丁をチョンチョンと入れ、包丁の背で肉を叩きます。
適当でOKですが、このひと手間が大事です!
脂身付近が硬いので、多めに包丁を入れる
玉ねぎ&ビールミックスに漬け込む
シャリアピンステーキのレシピではありませんが、筆者は玉ねぎのざく切りにビールを加えてミキサーにかけたものに牛肉を漬け込みます。(お好みでニンニクを加えてもOK)
ビール酵母が肉のタンパク質を分解して、さらにビールの炭酸が、肉を柔らかくする働きがあるそうです。(ビールがなければ水でOK)
玉ねぎ・ビール酵母・炭酸の3重軟化効果が期待できます!
玉ねぎ1個と350ml缶で十分過ぎるほど
肉の上にも浸す
玉ねぎ&ビールミックスを落とし、あとは焼くだけ
常温で最低20分は漬けましょう。今回は3時間程度漬けました。
漬ければ漬けるほど、玉ねぎの甘味とビールの苦みが牛肉に染み込み、うま味がアップします。
漬け終わったら、手やヘラで漬け汁を拭い落とし(捨ててはだめ!)、お好みの大きさにカットして、あとは焼いて食べるだけです。
漬け汁がたくさん残ったまま焼くと、玉ねぎ&ビールの糖分で焦げやすくなりますので注意!
3時間後の牛肉
漬け汁は絶品ソースに変身
牛肉を漬けた玉ねぎ&ビールミックスはソースにします。
漬け込んだ後の玉ねぎ&ビールミックスに醤油適量(最初は少な目に入れて、味見をしながら量を調節)、みりん適量、塩・胡椒少々を加え煮詰めるだけで完成です。
煮詰める分、あまり醤油や塩等、塩分を加え過ぎないように注意してください。
今回、筆者は肉をカットした際に出た不要な脂身部分をソースに加えました。
漬け込んだ時に出た肉汁と相まって、このソースが絶品なんです。
汁気が少なくなるまで煮込む。適当でOK
簡単にできますので、ぜひお試しあれ!
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