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【出資金は返ってくる!?】SBIソーシャルレンディング業務停止命令へ

ネット金融大手SBIの子会社に業務停止命令 金融庁:朝日新聞デジタル
 金融庁は8日、ネット金融大手SBIグループのSBIソーシャルレンディング(SL)に対し、金融商品取引法に基づく1カ月間の業務停止命令を出した。うその説明で投資家からお金を集めるなどしたためで、再発防…

筆者は、SBIソーシャルレンディングに数百万円の出資をしており、この記事には正直焦りました。

そんな筆者が「出資金は返ってくるのか!?」「業務停止命令後はどうなるのか?」を調べたので紹介します。

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【結論】未償還元本相当額は2021年8月頃に返ってくる(予定)!

SBIソーシャルレンディングからの出資者向けメッセージ

要約すると「まだ確約はできませんが、金融商品取引法違反該当ファンドの未償還元本相当額は8月頃返金します」と書いてあります。「まだ確約はできませんが」という部分が非常に引っ掛かりますが、ひとまずホッとしました。

「な~んだ!未償還元本相当額が返金されるなら影響ないじゃん!」と思ったら大間違い!

問題は未償還元本相当額の考え方です。同社から出資者向けに発行された「確認書兼同意書」によると、「(当初出資金)ー(返金済出資金)ー(過去の配当済み金)=(未償還元本相当額)」とすると記載されています。「ー(返金済出資金)」の部分は当然の想定範囲ですが、想定外だったのは「ー(過去に配当済み金)」の部分。

今回の(未償還元本相当額)=(当初出資金)ー(返金済出資金)ー(過去の配当済み金)

そもそもSBIソーシャルレンディングとは、簡単に言うと、投資者が出資金を出して、資金需要者に貸し付け、出資者は配当金として2.5~10%の配当金を毎月受け取るという仕組みです。もちろん、「出資」なので資金需要者の事業が失敗したら、配当金および出資金がゼロになるリスクもあります。また、資金需要者は事業の途中で資金に余裕が出たら、出資金の一部を早期返金(返金済出資金)されることもあります。

例として、(当初出資金)100万円を出して利回り10%で毎月8,333円=(当初出資金)100万×利回り10%÷12ヵ月の配当金を12ヵ月分受け取っていたとします。(税金等細かい部分は全て除外)

未償還元本相当額)という表現だったので、筆者はてっきり(当初出資金)100万円の内、(返金済出資金)(筆者の場合これは0円)を除いた額の100万円全額返金されると思っていましたが、実は(当初出資金)100万円 ー(返金済出資金)0円 ー(過去の配当済み金)10万円 =(未償還元本相当額)90万円ということでした😢

要は、結果的に「100万円を1年間タンス預金していたのと同じになってしまった😢」ということです。「出資金がゼロにならなかっただけよかった」という考え方もありますが、SBIグループというネームバリューを信じて出資したこともあり、ここまで杜撰な状態になっているとは想像もつきませんでした。たらればを言ってもしょうがないですが、2019~2020年は米国S&P、GAFAM、テスラetcが爆騰していたので、もしその資金を使えていたらと思うと悔やまれます。

さらに腹が立つのは上記の未償還元本相当額の扱いが、ホームページのどこにも書いていないこと!どこかで見た記憶があったので、今回の執筆にあたり、色々と調べてみたところ、上記の「確認書兼同意書」にしか記載がありませんでした。筆者は「確認書兼同意書」をPDFダウンロードしてあったので、何とか見つけられました。

本件を受けて、恐らくソーシャルレンディングはオワコン(この言葉を使ってみたかった)になるでしょうね。筆者も過去に利用したことがある、真面目にやっているソーシャルレンディング事業者が不憫でなりません。

【クラウドバンク】利率もそれほど高くない代わりに、安定運用をしているソーシャルレンディングだと思います。

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業務停止命令後はどうなるのか?

引用:大和証券

可能性は低いと思いたいですが、最悪の場合、数百万円の出資金が全てパー!

そうならないように祈りながら、続報を発信します。

【2021年6月8日更新】

「当社に対する行政処分について」「出資の償還金及び利益分配金の支払予定(6月確定)と今後の償還に関するお知らせ」というメールが届きましたが、有益な情報はありませんでした。

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